格安SIMの中でもシェア率・人気・満足度と高水準な楽天モバイルとIIJmio。
今となってはネットショッピングと言えばの楽天が展開する楽天モバイルと格安SIM界では老舗にあたるIIJmioとどちらと契約すれば良いか迷う方が非常に多いと思います。
現に管理人も両者を実際に契約してるのは両者ともにメリットがあるのでそれぞれ使い分けている形になります。そこで、楽天モバイルとIIJmioはそれぞれどのような強みがあるのかご紹介していきます。
楽天モバイルとIIJmio
格安SIMでシェア率1位が楽天モバイル、3位がIIJmio(みおふぉん)と両者共に人気の格安SIMです。管理人は両者を使い分けており、実際に使ってみたからわかった両者のメリットデメリットについて比較していきます。
以下の項目毎に見ていきましょう。
・通信網
・基本料金
・通話料金
・通信速度
・取り扱い端末
・データシェアパック
・オプション
・エントリーパッケージ
・ポイント
通信網
利用している通信網は楽天モバイルはdocomo、IIJmioはdocomoとauとなっています。
IIJmioもずっとdocomoのみだったのですが、2016年10月よりau回線も開始しました。
基本料金
楽天モバイルはデータSIM525円~、通話SIM1,250円~が最安。
IIJmioはデータSIM900円~、通話SIM(音声通話機能付きSIM)1,600円~となり楽天モバイルの方が安いです。
しかし、IIJmioの最低プランが3GBなので楽天モバイルも条件を合わせて3.1GBプランにすると、データSIM900円~、通話SIM1,600円~となり料金は同じとなります。
楽天モバイルの方が0.1GB分多いので若干お得といったところです。現に3GBではなく3.1GBにして他の格安SIMとの差別化をしているとのことでした。
通話料金
楽天モバイルは「楽天でんわ」、IIJmioは「みおふぉん」のアプリから電話をかければ10円/30秒となり価格は同じです。スマホ標準のアドレス帳から電話をかけると対象外となって20円/30秒になってしまうので注意して下さい。ちなみに楽天でんわは楽天モバイル以外でも利用可能です。
また、楽天モバイルは5分かけ放題(850円)、IIJmioには誰とでも3分、家族と10分かけ放題(600円)と誰とでも5分、家族と30分かけ放題(830円)という二種類のかけ放題プランがあります。
かけ放題に関してはIIJmioに軍配があがりますね。最近はLINEが普及して電話もLINEでできてしまうのでかけ放題が必要ない方も多いでしょう。
通信速度
両者が発表している最大通信速度は以下の表の通りです。
楽天モバイル | IIJmio |
---|---|
下り最大262.5Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大682Mbps 上り最大50Mbps |
しかし、これはあくまで理論上の最大なので実際こうは早くありません。実際に計測してみるとどれだけ早い時間帯でも17~21Mbps程度が最大ですね。ちなみに、ホームページの閲覧などであれば1Mbpsもあれば十分なレベルです。
実は別記事にて速度検証をしたのですが、高速通信は楽天モバイル、低速通信はIIJmioという実測の結果が出ました。
参考→楽天モバイルとIIJmioの通信速度を検証比較
なぜIIJmioの方が低速が早いのかというとバースト機能があるんです。バースト機能とは、高速データ通信容量を使い切って速度が低速になったとしても通信する最初の数秒は高速通信ができるという機能です。
これはかなり優秀で低速モード時でもIIJmioは安定した速度を出しており、LINEや軽めのホームページなどはノンストレスで利用することができました。
楽天モバイルにも公式に発表されたわけではありませんが、バースト機能はありそうでしたが、やはり公式に発表しているIIJmioほどではありません。
通信量節約等で低速モードをよく利用したい方はIIJmioの方が良いかもしれません。
取り扱い端末
購入できる端末の種類はIIJmioはスマホ13機種、ガラケー1機種、ルーター1機種。
一方、楽天モバイルはスマホ15機種、ガラケー1機種、ルーター2機種、タブレット5機種、ノートPC1機種とIIJmioより豊富です。
楽天モバイルにあってIIJmioにないものがあるので種類が多いから楽天モバイルが良い!とは言い切れないところはありますが、楽天モバイルは選択肢が多くタブレットも購入できるのはありがたいですね。
端末の料金としてはそこまで変わりませんが、楽天モバイルの方がキャンペーン等で安くなっていることが多いです。
また、楽天モバイルはコミコミプランという優秀なプランがあります。「通話SIM+端末代+5分かけ放題」がコミコミで1880円~という破格設定です。端末と5分かけ放題が欲しい方はぜひこのコミコミプランを利用することをオススメします!
データシェアパック
これはIIJmioのファミリーシェアプラン(10GB、3,260円)が優秀です。SIM3枚までならで通話SIMなら700円、データSIMなら無料で追加ができます。(4枚目以降は400円で追加可能)
3人家族なら4,660円、4人家族なら5,760円で利用でき、10GBのデータをシェアできます。
一方楽天モバイルは1プランに対してSIMは1枚のみなのでシェアをするには利用者数分契約をしなければなりません。楽天モバイルの売りは誰とでもデータシェアができるという点です。家族・友人・恋人など誰でもOK!これは全ての格安SIMを探しても楽天モバイルだけのサービスです。(データシェアのほとんどは家族間のみ)
オプションとサービス
IIJmioのオプションで有用なものはかけ放題と端末保証くらいです。少なく見えますが、格安SIMでオプションがあるだけかなり良いです。
楽天モバイルはオプションがかなり充実しています。かけ放題と端末保証はもちろんありますし、「アドレス帳・写真移行サービス」「データ復旧サービス」「あんしんリモートサポート」などスマホに詳しくない方のためのオプションが多数揃えられています。
(あんしんリモートサポートは電話やチェットでスマホだけでなく通信機器についてなんでも相談することができます)
また、楽天モバイルはショップも全国展開しており、さらには自宅まで出張してもらい楽天モバイルの契約ができる「自宅出張申込」のサービスがあります!これらもスマホに詳しくない方でも利用ができる非常に素晴らしいサービスとなっています。
エントリーパッケージ
IIJmioはAmazonで売られているエントリーパッケージを手に入れればエントリーパッケージの購入費用のみで契約ができるので、通常必要な初期手数料が無料になるのでだいたい2,000円程度はお得です。楽天モバイルはエントリーパッケージは購入できないので、初期費用(3,394円)は必ずかかってしまいます。
楽天モバイルはエントリーパッケージは購入できないので、初期費用(3,394円)は必ずかかってしまいます。
楽天モバイルでもエントリーパッケージの販売が開始しました!
詳細はこちらの記事から。
>>>楽天モバイルでエントリーパッケージの注意点!初月無料が使えない
ポイント
楽天スーパーポイントが貯まる・使えることが楽天モバイルの最大であり最高のメリットです!管理人個人的にはこの楽天スーパーポイントが使用可能というだけで楽天モバイルの利用を決めたと言っても過言ではありません。
毎月の支払ポイントも設定できるので毎月実質無料で楽天モバイルを利用することも可能ですよ!また、通話SIMを契約中であれば楽天市場でのポイントが+1倍され、100円で2ポイント貯まるようになります。
IIJmioではポイントが貯めることはできません(せいぜいクレジットカードのポイントくらい)
楽天モバイルとIIJmioの比較まとめ
ここまで比較してきた楽天モバイルとIIJmioの特徴を表にまとめてみました。
楽天モバイル | IIJmio | |
---|---|---|
通信網 | docomo | docomo、au |
基本料金 | 通話SIM 1,250円~ データSIM 525円~ | 通話SIM 1,600円~ データSIM 900円~ |
通話料金 | 楽天でんわ10円/30秒 5分かけ放題 | みおふぉん10円/30秒 5分かけ放題 +家族30分かけ放題 |
通信速度 | 下り最大262.5Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大682Mbps 上り最大50Mbps |
取り扱い端末 | スマホ15機種 | スマホ13機種 |
データシェアパック | 誰とでもOK | 家族のみ |
オプションとサービス | 豊富。かゆいところに手が届く | 少ない |
エントリーパッケージ | なし | あり |
ポイント | 楽天スーパーポイント | なし |
楽天モバイルの強み
やはり楽天スーパーポイントが使えることと豊富なオプション・サービスがあることですね。楽天市場を始め、楽天のサービスで貯めたポイントが楽天モバイルの支払いに利用可能という点が非常に魅力です。特に楽天市場は年に何回か大量ポイントをゲットするチャンスがありますからね!
また、格安SIMの中でもトップクラスのオプション数。さらに契約方法もショップ・自宅出張申込と豊富で初めて格安SIMへ乗り換えを検討中の方も安心のサービス内容となっています。
楽天モバイルは端末も豊富で端末+5分かけ放題セットプランのコミコミプランは他にはない優良サービスですので要チェック!
実際に使用してみて
楽天モバイルを契約したのはやはり楽天スーパーポイントを利用することでより安くできるからという点でした。おかげで日常必需品はできるだけ楽天市場で購入するようになりました。それだけでも毎月ポイントが貯まっていくので楽しいです。
私は楽天モバイル以外で貯めたポイントを楽天モバイルの支払いに利用する方法をとって毎月の携帯料金を安くしています。
また、年に数回ある楽天スーパーセールで数千円(事務手数料込み)でスマートフォンが購入できることもあるので、一時的に複数回線契約していたこともあります。(今は1回線のみです)
IIJmioの強み
10GBを3人までシェアできるファミリーシェアパック(4人目以降は追加料金)、家族と10分もしくは30分話し放題の2つのかけ放題プランと家族プランの豊富さがIIJmioの強みと言えます。
キャリアほどではないですが、格安SIMの中ではIIJmioは家族だと得することが多いです。また、低速モード時のバースト機能もIIJmioの強みです。
実際に使用してみて
管理人はファミリーシェアパックを嫁とシェアしています。嫁は通話付き、私はデータ専用です。ファミリーシェアパックだとSIM3枚までは追加料金が取られない点が魅力です。通信速度の面はたまに遅いなーと感じることもありますが、総じて満足はしています。
IIJmioを選んだのは「格安SIMとしての経験があるので安心」という理由からでした。やはり、格安SIMは通信速度等キャリアと比べると不安定な面はあるので、その分安心感を買うという意味も込めてIIJmioを使っています。
まとめ
今回で楽天モバイルとIIJmioの強みを理解していただけたのではないかと思います。格安SIMは一概に楽天モバイルが良い!IIJmioが良い!といえるものではなく、それぞれの人に合ったプランを選択できることが全ての格安SIMに言える良い所です。
「自分に合ったプランを見つけること」=「最適で安くなる」という方程式が成り立つのです。自分に合っていないプランにしてしまうと逆に高くなってしまう可能性もあるので注意して下さい。
楽天のサービスをよく使う・初めての格安SIMでスマートフォンの設定が不安・端末とのセットで契約したい
こんな方は楽天モバイルへ。
家族みんなで乗り換えて電話も家族間でしたい
こんな方はIIJmio(みおふぉん)へ。
自分に合った格安SIMを見つけ、快適な格安SIM生活を送りましょう!
>>>楽天モバイル公式ページ<<<
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