HUAWEI E5577が発売されたことによって楽天モバイルではHUAWEI E5577とAterm MR05LNの2種類のモバイルルーターを選べるようになりました。
「どんな特徴があるの?」
「どっちを買ったらいいのだろう?」
そんな疑問が出てくると思いますので楽天モバイルのモバイルルーターについて比較してみました!
スペック比較と評価
ではAterm MR05LNとE5577のスペックを比較していきましょう。
今回はこの二つのモバイルルーターとMR05LNの旧モデルに当たるMR04LNも比較対象として挙げてみます。各モバイルルーターについてもっと詳しく知りたい場合は詳細記事もございますのでそちらも参考にしてみて下さい。
→ Aterm MR05LNとAterm MR04LNの徹底比較
→ 安価&高性能モバイルルーターHUAWEI E5577
スペック比較
見ていただければわかるように、価格差を除いてスペックはどれもそこまで変わりありません。
では差がある項目について見ていきましょう。
受信速度
「最速」の速度なので実際の利用時にここまでの速度は出ません。この差は実際に使用していて気づく差とはならないでしょう。300Mbpsあれば普段使いには十分な速度が出ますよ!
同時接続台数
ほとんどの人は10台あれば十分でしょう。家での利用を仮定しても、例えばTV、パソコン2台、スマホ2台、タブレットと繋いでもまだ6台。あと4台もいけます。
Bluetooth
Bluetooth接続をすると通信速度は落ちますが、バッテリーが長持ちします。Bluetooth接続が欲しい方はE5577は選ばないようにしましょう。
SIMスロット
これは三者三様。SIMスロットから端末を選ぶことはあまりないかもしれませんが、今利用中のSIMをそのまま利用したい場合は選択肢が限られてしまいます。
SIMの場合は「大は小を兼ねる」ではなく「小は大を兼ねる」なのでどの端末でもnanoSIMを選んでおくと対応可能です(nanoSIMをmicroSIM・標準SIMにするにはSIMサイズ変換アダプタが必要です。変換アダプタを使用する場合は自己責任でお願い致します)
バッテリー
ほんの少しの差ですがこれが非常に大きいです。E5577はモバイルバッテリーにもなりますのでこの500mAh、700mAhの差でiPhone6Sなら1/3~1/2程度充電できます。これだけ充電できれば緊急用としては十分ではないでしょうか?
SIM自動切り替え機能(Aterm MR05LNのみ)
デュアルSIMのAterm MR05LNには設定で自動的にSIMを切り替える機能があります。
SIMの利用容量、時間帯、外と家(クレードル装着か否か)の3パターンで自動切り替えしてくれるので非常にラクです。Aterm MR04LNにはなかったかゆいところに手が届く機能です。
データバックアップ(HUAWAI E5577)
E5577にはmicroSDを挿すことができ、データのバックアップとして利用できます。別売りのOTGケーブルを使えば簡単に写真などのデータをmicroSDへ移すことが可能です。
各ルーターおすすめの人
さて、スペック・機能の違いを考慮してそれぞれどんな人にオススメなのか見ていきましょう。
こんな人はAterm MR05LN
やはり何よりデュアルSIMなところですね。2枚のSIMを使い分けたい方はもってこいです!デュアルSIMのSIMフリーモバイルルーターでは最強と言ってもおかしくないルーターです。
自動でSIM切り替え条件も指定でき、旧モデルのMR04LNから進化を遂げています。SIM切り替えの時間も10秒とストレスフリー。
デュアルSIMに特化した機能も素晴らしいですが、全てにおいて平均点以上を出せるのでAterm MR05LNを持っていれば、故障しない限り4~5年は買い換える必要がないでしょう。
また発売元がNECなので国産なところも良いですね。最近は中国産(中国の企業)の電子機器も増えていますが、すぐ壊れるのではないかとまだまだ敬遠する方も多いです(実際そんなことはないのですが・・)
やはり国産企業は安心に値します。
・外でも家でも使いたい
・数年はモバイルルーターを買い換えずに使いたい
E5577の魅力は1万円でモバイルルーターが手に入るという安さ。初めてモバイルルーターを購入する際に手が出しやすい価格ではないでしょうか。楽天モバイルなら月々441円ですよ!
そして、モバイルバッテリー、データバックアップとこれ一台で用途が広いです。さしずめモバイルルーター界の何でも屋とでも言いましょうか。
・緊急時用にモバイルバッテリーを持ち歩いているが荷物を減らしたい
・スマホの容量がいつもギリギリ
HUAWAI E5577もAmazonや楽天市場で購入できます。
こんな人はAterm MR04LN
Aterm MR04LNはAterm MR05LNの旧モデルとなっています。SIM切り替え時間が長い(約1分)、SIM自動切り替え機能なし、充電の持ちが少し悪い・・・と旧モデルだけあって性能はMR05LNの方がもちろん良いです。
しかし、旧モデルなので価格も安く、「家で利用するルーター」としてオススメできます。
実は最近では固定ネット回線を引かず、格安SIMで家のネットもまかなう方が徐々に増えつつあります。Aterm MR04LNは1万円台前半の価格で手に入るので、さらに格安SIM運用をすれば月々料金も安価にできるので家用ルーターとしてもってこいなんです。
また、固定ネット回線がある方もLANケーブルをクレードルに繋げばホームルーターとしても活躍しますので家用としては十分な性能です。
Aterm MR04LNは楽天モバイルでは販売終了しましたので、Amazonや楽天市場で購入しましょう。
・安くデュアルSIMルーターが欲しい
・家で使いたい
まとめ
今回紹介した3つのモバイルルーターはどれもオススメするに値するルーターです。それぞれ特徴があるので、目的・用途に合ったモバイルルーターを購入しましょう。
しかし、Aterm MR05LNの価格が下がってきたことによってAterm MR04LNを購入するメリットは減ってきたように思えます。
個人的な選び方は
安定をとる → Aterm MR05LN
安さをとる → Aterm MR04LN
色々な機能が欲しい → HUAWEI E5577
といったところですね。
Aterm MR05LNは価格が少し高く感じる方もいるはずですが、それだけの価値があるモバイルルーターですよ。
「でもなぁ・・・」と少しでも悩む人はHUAWAI E5577にしちゃいましょう。正直E5577程のスペックがあれば十分です!それに、1万円程度であればすぐ買い替えたいと思っても「まぁいいかな」と思えるのではないでしょうか。
2万円出せるならAterm MR05LN!2万円が厳しいならHUAWAI E5577!